確定申告の季節。今年は3/17(月)が提出期限。毎年細々とした利益(申告不要の20万円以下、もしくはマイナス)しかなかったので、無縁だった確定申告 。
私は、特定口座の源「泉徴収なし」を選択しており、年間20万円以上利益を出した場合は、確定申告をしないといけない。FXはそもそも、決済の際に天引きされる源泉徴収の制度が無いので、一部の特例を除いて、確定申告が必要。
ちょうどシーズンだけあって、書籍コーナーでたくさん解説本や、書き方の本が出ているけど、いやー分かりづらい。
一応、ファイナンシャルプランナーの有資格者である私がそう思うわけで、この税金の複雑さと言ったら・・・。不公平感なく税金を徴収するように、工夫している結果なんだろうけど・・・。おそらく、国税庁のサイトで入力していくのが一番簡単。
まずはここから。
国税庁 確定申告書等作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/h25/ta_top.htm
利用登録などは不要。作成開始ボタンを押す。
e-Taxはカートリーダを購入しないといけないので、書面提出を選択。
パソコンの環境を確認される。よほど古いパソコンで無い限り、問題なし。
所得税の確定申告なので、上から2番目を選択。
今回は対象が株とFXなので、真ん中を選択。
税務署に提出するを選択。会社から給料を頂いている方は、青色申告はスルー、生年月日を入力。
最低、入力すべき項目は3つ。
・給与所得
・株式等の譲渡所得等(=株)
・先物取引に係る譲渡所得等(=FX)
まずは給与所得。
会社から年末に渡される源泉徴収票をそのまま、入力する。
こんなフォーマットで渡されるはず。
続いて、株式等の譲渡所得等(=株)。「「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成する。」を選択。
特定口座(簡易申告口座)を選択。簡易申告口座とは、取引の計算はすべて証券会社が行い、年間取引報告書を元に申告・税金の支払いを本人が行う口座。
証券会社から送られてきた内容通りに、入力する。(複数の証券会社で取引をしている場合は、それぞれの項目を合算してから入力。)
計算結果が表示される。
続いて、先物取引に係る譲渡所得等(=FX)。
譲渡区分は「雑所得」、取引の内容の種類は「外国為替取引」と入力。数量は単位。10,000=1枚。決済の方法は「差金決済」。利益はFXのサイトなどで調べられる。
その他収入のについては、スワップを入力。(スワップの意味については割愛。)証明できる必要経費(通信費などが該当するらしい)があれば、入力。
株、FXそれぞれ入力が完了すると、所得金額が表示される。
続いて、所得控除の画面。医療費や、保険料などがあれば入力。
次に税額控除の画面。住宅ローンを組んだ場合などに入力。
入力がすべて完了すると、納付する税金が表示される。
株は10%(平成26年分から20%)、FXは20%の税金のはずなのに安いなぁーと思ったら、それは勘違い。ここでの計算はあくまで所得税。住民税は後日、市区町村からしっかり請求が来る。
平成25年取引分の税金(復興税除く)
・株 10%(所得税7%、住民税3%)
※平成26年からは、20%(所得税15%、住民税5%)
・FX 20%(所得税15%、住民税5%)
住民税の支払いについては、給料から天引き(特別徴収)か、申告分だけ自分で払う(普通徴収)かを選択できるのだけど・・・・
ここが非常に分かりづらい。タイトルのように見える「住民税・事業税に関する事項」をクリックしないと、そのまま進んでしまう。
クリックするとこの画面が出てくる。
そのまま進んでしまった場合、申告書が空欄となり、給料天引き(特別徴収)になってしまい、会社にバレてしまうので、人によっては注意が必要?
最後に住所や提出先、氏名、電話番号を入力したら終了。
納付方法は、口座振替(要手続き)、現金、コンビニ等々。
提出しなければならない書類の一覧が表示される。
あとはPDFで出力されたものに、必要書類を添付して、提出するだけ。郵送でもOK。(※一部書類は、署名と捺印が必要。)
住民税も、正しく選択すると「自分で納付」に○がつく。
今年から、株の税金が20%・・・・。大きいな。
FXと同じ税率になったんだから、せめて損益通算できるようにしてくれたらいいのに。
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