ついにフェイスブックがアメリカのナスダックに上場した。初値は公募価格を約10%上回る42ドル。
時価総額なんと約9兆1000億円。
超円高と言われる現在のドル円ベースで、日本の大手電機メーカー8社を全部足しても、対抗できないとんでもない額だ。
大手電機メーカー8社、時価総額と比較すると、
日立製作所 2兆1751億円
三菱電機 1兆3420億円
パナソニック 1兆3271億円
東芝 1兆3136億円
ソニー 1兆1051億円
富士通 7286億円
シャープ 4209億円
NEC 3073億円
(5/18終値ベース 端数切捨て)
シャープやNECなんか、外資系にいつ買収されてもおかしくない規模になってしまった。でも、そう思っているのは日本人だけで、他国の人にとっては、そんなのどーでもいい話なんだと思う。
5年間の株価推移(2007/5/18~2012/05/18)
日立製作所 845円⇒469円
三菱電機 845円⇒625円
パナソニック 2415円⇒541円
東芝 876円⇒310円
ソニー 6670円⇒1100円
富士通 730円⇒352円
シャープ 2245円⇒379円
NEC 592円⇒118円
アップル 110ドル⇒530ドル
アップルからiPodが発売された2001年10月23日。
アップルの株価はわずか9ドルだった(当時の為替レート122円。日本円換算で1098円)。ソニーは5150円。
単純に100万円投資していたとして、現在の価値で比較すると
(※単元制度・配当・手数料等考慮せず)
アップル 1098円 910株 ⇒ 41870円(為替レート79円) 910株 = 約3810万円
ソニー 5150円 194株 ⇒ 1100円 194株 = 約21万円
アップルに投資した人はマンションが買える。ソニーに投資した人はちょっと大き目のテレビしか買えない。
初代iPodってMacしか使えなかったので、全然記憶に無い。当時はまだMDが中心で、ウォークマンのほうが圧倒的に人気があって、ソニーはアップルなんか相手にしてなかったと思う。
ややかげりが出始めたのはこの後からではないかと。独自規格が疎遠されるようなり、他社が開発した商品の販売動向見て、後から真似して発売するスタイルが定着しだしたのは。
大企業病というやつかもしれない。
アップルだって今の勢いがいつまで続くか分からない。フェイスブックもアメリカでは自宅を売ってまで、買っている人がいるようだけど、個人的に収益性に疑問。
10年後。どうなっていることやら。
コメント
確かに超円高ですが、それにしても9兆円!
お祭り好きにも程があると思いますが、ま、ナスダックだし。(笑)
日立・三菱・パナ・東芝・ソニー・富士通・シャープ・NEC・・・
見ていて思いました。この時価総額順位って何者なんだろう、と。
以前、ホリエモンが時価総額がどうのこうのと言ってましたが、
企業価値や規模などのイメージとはややかけ離れた印象がありますね。
しかし、NEC の株価は118円なんですか。
驚いたなあ。まだ300円ぐらいはあるかと思ってました。
これでは、市場から「もう要らないよ」って言われてるも同然ですね。
ま、今の頼りない経営陣を見てると理解できる気もするなあ。
>10年後。どうなっていることやら。
10年も待つ必要はないと思いますよ。
5年も経てば、結果は出ていることと思います。
ぼくの独断と偏見に満ち満ちた推測では、フェイスブックなる会社、
もう無くなってると思いますけど。
9兆円はたしかに評価されすぎですね。
日本に資金が回ってこない理由がここにもありそうです。
最近、市場の傾向は、人気があるところに
資金が集中し、そうでないことろは見向きもされない印象があります。
NECは私も株主でありますが、
毎年下方修正・赤字で信用を完全に無くしてますね。
フェイスブックが今後どうなるか見ものです。