昨日は長い一日。
仕事の都合で東京から電車で茨城にいた。
大学付属病院の敷地内。ここは震度6強を観測した地域。トラックでも通ったのかと思うような、地響きのあとに、立っていられないほどのとんでもない揺れがやってきた。
今まで経験したことのある地震とは比較にならない規模。女性の悲鳴が響き渡り、これはただ事では無いと。
状況をチェックしようも全然つながらず。電話も同じ。
30分ぐらいしてまたもや下から突き上げるような揺れ。引っ繰り返ってしまうような強く長い揺れで、一体何が起きているのかわからない。
非常用電源が立ち上がり、患者さんが次々と外に出てくる。これは異常事態。
仕方がないので、バスで駅に戻るも、かなりの人。
これはイヤな予感・・・・。
高速バスを待つ長い行列も。
すぐに終日運休が決定。
天井が・・・・。
1時間待っても、2時間待っても、3時間待っても状況は変わらない。救急車と消防車のサイレンがなりっぱなし。日が落ちてきて、気温が下がり寒いので、建物へ。
お茶でも飲もうかと思いきや・・・・。
ガスが止まってしまった模様で、周りのお店もまったくやってない。おまけに水道管に亀裂が入り、フロアが水浸し。
今度はホテルに移動。ロビーではたくさんの人たちがテレビに釘付け。この時点で、私も東北がすごいことになっていることをはじめて知った。
電車は相変わらず、動く気配なし。レンタカー屋も閉まってる。一部、信号もついていない状態。
都内と違い、歩いて帰れる距離ではなく、帰宅はあきらめ。当然、周辺ホテルは満室。
避難場所である学校まで移動するのも大変なので、ホテルのロビーで一夜を過ごすことに。最初のうちは賑やかな話し声が聞こえたけど、時間が経つにつれ、言葉数が減ってくる。
地震警報が次々と流れて、聞こえてくるのはため息ばかり。朝になっても電車は動かず、臨時バスを外で2時間待って乗車。
常磐道通行止め。
さらに乗り継いで、ホテルを出てから6時間。ようやく帰れた。
それにしてもソフトバンクは・・・・。(-_-メ)
元々電波がつながりにくいのもあるけど、電話・ネットが結局一度もつながらないまま、バッテリー切れ。ドコモを併用していたから良かったものの、これは要改善。
あとキャリアに関係なく、今回のような災害時に携帯のバッテリーをいつでも充電できるような設備が必要だと思った。バラバラな接続端子の共通化と、バッテリー自体の技術革新(ハードの性能向上についていけてない)も課題。
連絡が取れないというのは精神的にも相当不安なもの。今回を機に何らかの対策をしてもらいたいもんです。
最後に、寒い夜に無料で温かい場所と炊き出しを提供して頂いた、ホテルオークラの皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。
コメント
ご無事でよかった!
お疲れさまでした。
こんな状況で、温かい飲み物、温かい心遣い。
まだしばらく不安な状況が続きそうですが、
とにかくお体お気をつけ下さい。
今回の地震は自然の驚異を肌で感じる出来事でした。
どこで何が起こるかわかりません!
koume様もお気をつけください。