ダウンタウン、松本人志監督の3作目。1、2作目は明らかにおふざけのような気がしたのでスルー。
昔からダウンタウンの笑いの取り方って、自分で笑いをとるのではなく、人を馬鹿にしたり、傷をつけることが多い。
あんまり好きではないのだけど、どちらかというと今回もこのパターン。罰ゲームみたいのをやらせて、笑いを取っている感が強し。
序盤は映画と言うよりコントの延長。そこそこ館内の笑い(特に女性が声が多い)を撮りながら、進んでいく。全般的に演技や構成面では、つっこみどころ満載。
・・・・が、途中間延びしつつも、終盤で一気に空気が変わった。
「息を飲む」とはまさにこのこと。ちなみにこのシーンは予告では出てこない。
サムライとしての意地。あのシーンがあるかないかで、この映画の評価が大きく変わってくると思う。
今回の主演は一般の人。ちなみに一般人と言っても、役者志望の方々からオーディションで募集したのではなく、昔、深夜のお笑い番組?に出ていた個性派のおっさんを、監督自ら抜擢したらしい。
「さや侍」というネーミング。よく考えたなぁと思う。刀を持てないサムライ。なかなか。最後は良かった。
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