※2020年3月に完成した我が家の話です
そもそも、建築条件付き土地とは
一言で片付けると、「売主が指定した業者で、建物を建てる条件が付いた土地」。一定期間に請負契約を結ぶ必要がある。
業者によって、自由度のばらつきがあり、実際は壁紙を数種類の中から選べる程度で、建売と大差無かったり、お金さえ払えば、なんでも受けるところがあるよう。一般的には、基本的な間取りと使用部材、メーカーは決められていて、好きな色を選んだり、決められたオプションの中でカスタマイズしていくことが、多いのではないかと思う。
物件サイト掲載イメージ
※私が購入した物件ではありません。
今回、見つけた物件
最寄り駅徒歩10分、通勤で利用する駅まで徒歩15分の住宅地。都内の戸建てでは、悪くない立地だと思った。SUUMOで問い合わせをし、次の週末に現地で営業マンと待ち合わせることになった。問い合わせの段階では正確な住所を教えてもらえず。冷やかし防止や、勝手に行って、近所に迷惑をかけないようにするためだとか。。(同業者対策?)
物件の下見に現地へ
物件下見当日。不動産仲介業者の営業マンから電話があり、住所を教えてもらう。いつも利用していたスーパーのすぐ近くだった。今まで住んでいたマンションから、自転車で現地に向かう。昔からある住宅地で7mの公道に面した立地。歩道が専用に整備され、交通量が少なく住む場所としては問題なさそうだった。
まだ古い家がある状態で、取り壊して、一旦更地にしてから建てるとのこと。(取り壊し費用は売主負担)営業マンから頂いた登記簿のコピーによると、親族と思われる人が、所有していた模様。物件と所有者の住所がかなり離れていたので、相続をして、現金化をしたと思われる。「相続」の文字が記載されていた。
ちなみに、登記簿の情報は、住所さえわかれば、だれでも取得できる。本来法務局に出向く必要があったけど、今は登録さえすればネットで取得可能。気になった物件や、周辺の土地権利関係を知りたい場合は、登録しておくと良いかもしれない。特に私道に面した物件は、権利関係が複雑なケースがあるので、事前取得を推奨したい。(情報を取得するときだけ一定の費用がかかる。)
この日は物件の情報と概算見積もりを頂いて終了。
売主のショールームへ
後日、建物の仕様を紹介したいとのことで、売主のショールームへ。たまたま代休で平日休みがあったため、私1人で見学に行くことに。不動産仲介業者と売主は同じグループ会社であり、同じビルに事務所が入っていた。この段階では具体的に選ぶというよりも、こんなものが選べるのかぐらいしか、頭に入ってこなかった。
施工事例を見るために完成物件へ
ショールームを一通り見学した後に、今度は参考の完成済み物件の見学へ。あれやこれやと畳み掛ける営業攻勢。ローコストの飯田系ばかり見学していたので、設備の違いを改めて感じる。
後から調べていて知ったのだけど、今回の売主は、まず建築条件付き土地を販売し、売れなかった場合に、建売として販売している様子だった。今回の物件も、最終的に建売として販売していた。土地の段階での契約と比べて、工事が進むにつれ、建物に関する自由度が下がっていく。※このあたりは業者によるはず。
価格問題と老後の懸念
当然ながらその場では決められず、一通り資料を頂いて帰路に。帰宅後、夫婦会議。物件は魅力的であるものの、一番のネックは価格。諸費用含めると、当初予算を小型車が一台買えるくらいオーバーしてしまう。
もう一つは土地の広さ。ローコストの飯田系はどれも2階建てだった。やや駅から離れるものの、今回の物件より土地が広い。今回の物件は18坪弱しかなく、その代わり3階建て。1階に車のガレージ、2階がリビング。都市部は土地が高く、狭い土地に高く建てるというのが、ある意味普通らしい。歳を取ったら、階段の登り下りが大変じゃないかという懸念が出る。
結論が出ず、もやもやしていると、不動産仲介業者の営業マンから、状況確認の電話が。建物の仕様と立地面は魅力的で、家族で再度、参考完成物件の見学をお願いすることに。
コメント